【Quote…Unquote】シェークスピア:簡潔さは機知の真髄

CHANDOS3
今日から始まりました、Quote…Unquote。
この記事では、今日から新年度の放送が開始されたNHKラジオ実践ビジネス英語 4月号のテキストに掲載された英語の格言について解説していきます。
まず第1日目の今日は、シェークスピアの有名な格言。
Brevity is the soul of wit. (from Hamlet)
— William Shakespeare (English dramatist and poet. 1564 – 1616)
簡潔さは機知の真髄。
劇作家(dramatist)であり詩人(poet)でもあったウィリアム・シェークスピアはなのですが、1564年4月26日にキリスト教の洗礼を受けた(生年月日が不明)とされています。
彼と同じ年に生まれた歴史上の人物には、物理学者であるガリレオ・ガリレイや、徳川家康の外交顧問であったウィリアム・アダムズがいます。
演劇学校で学んだのち1585年ごろにロンドンに進出し、本格的に劇作家として活躍を開始しました。
1592年からキャリアを開始して1616年に引退するまでの約20年間で、四大悲劇と呼ばれる「ハムレット」「マクベス」「オセロ」「リア王」をはじめ「ヘンリー六世」などの史劇、「じゃじゃ馬ならし」などの喜劇や詩作品など、多くの傑作を世に送り出しました。
多くの作品を残したシェークスピアにとって、そうした作品を生み出す源泉となったのはまさしく「機知(wit)」であったでしょう。
そして、そうした機知は冗長な文章ではなく、ムダを削ぎ落とした簡潔な文書にこそ宿るものだと、シェークスピアは言いたかったのです。

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